映画 蟲師 [◆映画 (もう観ない)]
「蟲師」はむかし友達がコミックを持っていたので読んでいた。
それがオダギリジョー主演で、大友克洋が監督で映画化ならば面白かろうと、と思って借りてみた。
「蟲」とは霊やモノノケのような存在で、これらが時に人間に影響を与える。 この蟲に関する処方をするのが蟲師。
オダギリジョーは蟲師のギンコ役。 舞台は江戸末期くらいか。
結論から言うと、期待が大き過ぎたせいか、つまらない作品だった。
「こちトラ自腹じゃ」の井筒監督なら、途中から居眠りしてるんじゃないか。
原作にある世界観をCGを使って、映像的には美しい仕上がりになっている。
でも、映画ってのはイメージビデオじゃない。 内容も含めて作品だ。
まず、江角マキコと子役(蟲師ギンコ)の演技が酷い。 あまりに酷いので、「この下手な演技にOK出すのはどんな監督だ!?」と、思いだせば大友克洋だった…。
オダギリジョーの演技もイマイチな気が。。 雰囲気が良いだけの俳優だった??
蒼井優が助演してるのだが、蒼井優の演技も冴えなかった。 彼女の演技は素晴らしいと思っていつも作品を見ている。
とすると、やはり監督か…。
岩井俊二など、俳優の個性をとことん引き出す監督のプロがいる。
対して大友克洋は元々アニメ監督だ。 てか、よくよく考えると大友克洋の作品って「AKIRA」 以外で感動した作品は無い。 (「MEMORIES」は好きだが)
同じアニメ監督の押井守は、実写映画でも面白いし評価も高い。
"AKIRA" の世界的成功のせいで、自分も含めてみんな「大友克洋」 を過大評価しすぎていないだろうか?
という結論にたどり着いた映画だった。
お勧め度: 人には勧めません。
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